【NEWS】アッレグリはラスパドーリに高い評価を与えているが、決断までにもう少し時間が必要である。その理由は…



Di Marzio

ラスパドーリ獲得に関して、モイズ・キーンの将来に影響を及ぼす事から、ユベントス幹部は「もう少し時間が欲しい」と代理人に伝えた。

アッレグリはラスパドーリを高く評価している。

 

って事で、コスティッチ同様に一度は破談となったと思われたラスパドーリですが、ここにきて噂が再浮上。

さてさて、ラスパドーリーチとなるでしょうか!

 

 

ラスパドーリ

ジャコモ・ラスパドーリは2000年2月18日生まれの22歳。

ユベントスだと、キンタとアラレが同じ2000年生まれで、若手っちゃー若手の分類。「投資」と言う部分で鑑みても、ユベントスがラスパドーリ獲得に向かってもおかしくはありません。

ラスパドーリはユース世代のほとんどをサッスオーロで過ごしており、いわば「生え抜き」。

トップチームデビューは2018-19シーズンになりまして、その後は順調に経験を積んで行き、2020-21シーズンにはレギュラーとして28試合に出場して6ゴール・3アシストを記録。

昨シーズンのセリエAでは、累積警告の2試合を除く36試合に出場(10ゴール・6アシスト)。残念ながらW杯出場は逃したものの、2大会連続でW杯予選でテッテレったものの(忘れている方もいるかと思いましたので、同じ事ですが2度言いました)、アッズーリにも定着。

まさに「大人の階段上る、君はまだシンデレラさ」状態でございます。

 

 

プレースタイル

身長は公称172センチと言う事もあり、主に地上戦を得意とするラスパドーリですが、サッスオーロでは4-2-3-1のトップ下で存在感を放っておりました。

細かいステップからのドリブルや、相手の隙を突いたパスやシュートなどを得意とする、いわゆる「チョコマ系選手」。中でもエリア付近から仕掛けるドリブルについては、「ボヌッチが対峙したらケツをプリッとしたまま抜かれるレベル」と言われるほど。

まぁ、短い期間でサッスオーロのレギュラーポジションを奪い、そしてアッズーリに定着しただけはありますわ。

そんで「今のユベントスにフィットするかどうか」って話なのですが、『全く問題なし』が編集長の見解。

サッスオーロでは主にトップ下を担っていたものの、プレースタイルを鑑みればスリートップの両ワイドも出来ますし(確かアッズーリでもやってたんじゃない?)、モチのロン、ツートップでの対応も可能。

そして何と言っても「仲間を生かすか能力」にも長けており、今シーズンのキンタ中心に攻撃を組み立てるチームにおいて、まさに「うってつけ」と言える存在とも考えます。

よくよく考えてみれば、ラスパドーリに似ていると言われる濱田岳も阿部サダヲも、主役と言うよりは名脇役って感じなので、この手の顔は主役を引き立てるのが得意なのかもしれませんね。知らんけど。

 

 

まとめ

冒頭のニュースを目にする限りでは「ラスパドーリ加入となればモイズ・キーン放出」とも取れますが、編集長的には「タイプが違うんだし、2人とも残しておけばええやん」でございます。

まぁ、コスティッチが来たり、スネ夫が不本意にも戻って来ればまた話は別ですが、「ラスパドーリ獲得=アラレ放出」は全く説得力はなし。

冒頭にも触れたように、キンタ、アラレ、ラスパドーリの2000年トリオでスリートップを組んだりしたら、なかなか浪漫溢れると思うんですけどねー。