【誤シップ de カルチョ】ユベントスが『直接フリーキック廃止』を提唱へ



ユベントスが『直接フリーキック廃止』を提唱へ

得意のフリーキックを蹴る、パウロ・ディバラ選手

 

「オフサイドに続き、サッカーのルールが大きく改定されるかもしれませんよ」

 

そんな匿名のメールが月刊ユベントス編集部に届いた。

 

メールはこのように続いている。

 

「ユベントスは2021-22シーズンから直接フリーキックを撤廃し、ペナルティエリア外のファールについては、全て間接フリーキックにするようにFIFAに強く提唱しているようです」

 

 

直接フリーキックはサッカーの醍醐味のひとつであり、11人対11人で行う団体スポーツにおいて数少ない『一対一』を楽しめるシーンのひとつ。キッカーがボールを蹴るその瞬間を固唾を飲んで見守っているファンも少なくなく、1990年代後半から2000年代初頭は、ミハイロビッチ、ジュニーニョ・ペルナンブカーノ、デビッド・ベッカム、ロベルト・カルロスらのフリーキッカーが、がスタジアムに多くの歓喜をもたらした。

 

その後の調査によりユベントスがUEFAに提案した内容が見えて来た。ユベントス側の主張はこうだ。

—–ボールからわずか9.15メールしか離れていない選手の急所にボールが強く当たった場合、大きなダメージを負う事も考えられ、場合によっては選手生命にも関わる可能性がある。また、守備側はゴールを阻止しようとする以上、選手たちが作った壁に当たる確率も高く、そうであればこのルール自体を撤廃すべきだろう。

 

「阻止する為に人柱を作っている以上、ボールが当たる確率は高い」は最もな言い分であり、そして実際にボールが顔面や腹部を直撃して手当を受けるシーンを、一試合で幾度となく目にする事もある。

 

この報道を耳にした現地ユベントスファンの男性は、こう答える。

「ここ3シーズン、直接フリーキックと言うルールがある事を忘れていました」

 

終わったばかりの2020-21シーズン、ユベントスは直接フリーキックからのゴールはゼロ。そして直近ではロナウド選手の残留濃厚が噂されているが、さて今回の提唱はそれを鑑みたものなのか。FIFAの対応に注目が集まる。

 

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