【執筆チーム合同企画】CLグループリーグを終えて

最後の最後に大逆転劇を演じてグループGの首位通過を決めたユベントス。この6試合の戦いぶりに関して、月ユベ執筆チームは何を感じたのかをお届けします。是非、お楽しみ下さい。

 

🆕ユベントス・ライフ~暮らしの側にユベントスを~

 

kassi

不思議の勝ちなし

「不思議の勝ちあれど不思議の負け無し」

名将、故野村克也氏の名言だが、 CLのGSのユーヴェにおいて不思議の勝ちは一つも無く説得力のある磐石な戦いを見せてくれた。(唯一の敗戦もまた至極妥当な敗戦だった)
近年のユーヴェの年内の試合は最適解を探すためのテストに費やし個の力で勝利をもぎ取ることも少なくなかったが、今シーズンの内容が伴った勝利にある程度の手応えを感じている。

こちらのブログで詳しく言及されてるが、ピルロユーヴェで攻撃では幅と奥行きを使い相手のバックラインを広げて開けたスペースを活用、守備では素早い切り替えからの即時奪還を目指すという、志向するサッカーの片鱗が既に現れている。CLの舞台では対戦相手に恵まれた事もあるが上手く機能した。(逆にセリエAではすでに対策が進みつつある)
苦戦したホームでのフェレンツェバロシュ戦でも後半に主力を投入し、上記で述べたサッカーを徹底した結果ロスタイムの逆転弾に繋がった。

今後の課題はより攻守のディテールを詰める事。攻撃では例えば元々WGのキエーザやベルナルデスキ、メッザーラ的なプレーができるマッケニーやラムジーのゴールに絡む動きを増やしていきたい。守備ではロナウドを組み込んだ前線からのプレスが引き続きの課題だ。
そして昨シーズンまでユーヴェの原動力となった‘’理不尽な個の力‘’をどう組織の中で活かすかを模索する事も重要だと考える。特にCLで上位に進出するために後者は欠かせない要素だと考える。

ぼくが考える後半戦のカギは10番ディバラの復活だ。
冒頭でも述べたが、昨シーズンまで年内の最重要課題はチームの最適解探し。勝ち点を得るのはロジックと言うよりも個の力に頼っていた。まさに野村監督の言葉を借りれば「不思議の勝ち」であったように思える。
ピルロユーヴェは逆にここまでロジックで勝ちを積み重ねてきたが、対策が進んだセリエAの後半戦やCLのベスト8以上で対戦する互角以上の力を持った欧州のビッグクラブとの対戦では、個の力も重要な要素になるはずだ。
これらの個の力を発揮できるのは現有戦力ではクリスティアーノ・ロナウドかパウロ・ディバラしかいない。
今シーズンのディバラは、批判にさらされている事も多いが、彼の能力をわかっているからこそピルロは慎重に出場機会を与えて復活の期待しているように思える。10番の今後の巻き返しに期待したい。

 

 

タカオ店長

高く美しい山の完成が楽しみだ

砂場で砂山をつくる時に「高い山を作りたいな」と思ったら裾野を広く大きく作りますよね。グループステージを一言でまとめると、そういう印象です。

ここ数年のユーベはどうしてもこの裾野というか土台が小さくまとまったものだった。そうすると自然高さを出そうとしても途中で砂山は折れてしまいますよね。手を変え品を変えてみても同じことの繰り返しだったのはその辺りが要因かなと。

翻ってピルロ。ロマンの塊ですよね。裾野が広すぎて未だに全体像を把握することもできない。ここに山を積んでいけば、どんな形のどんな高さの山が出来上がるのか。想像するだけでワクワクしちゃいますよね。今年のユーベを観てて楽しかったりヤキモキしたりするのは、そのスケールの大きさ故だと思います。高く美しい山の完成を、今から楽しみにしています。

 

 

さいちゃ

最大の気がかりはロナウド

ポッド1としてCLに参戦し、かなり組み分けに恵まれたと言える今季のチャンピオンズリーグ。ディナモキエフ、フェレンツヴァーロシュ相手にしっかりと4勝し、早々にグループステージ突破を決めた。格下相手だったとはいえ、内容も充実していたのが素晴らしい。ここ2~3年見れなかった両サイドで幅を作った攻撃が観れただけでもお腹がいっぱいである。

最終節でバルサをボコり返したことによりなんとか1位通過できたが、結果的にこれが大きすぎた。書くのがめんどくさいのでご自身で確認して欲しいが、首位通過と2位通過では対戦可能性のある相手の実力に差がありすぎる。ベスト8が少し近づいたことをクーマンバルサに感謝したい(え?去年も似たような事言ってた?知らないなぁ…)。

選手に目を向けると、帰ってきたCL専用機モラタ、戦術にマッチして充実しているクアドラード辺りがMVP級の活躍を魅せた。ラビオやラムジー、ダニーロといった2年目組に加え、新規加入選手もフィットし始めたのはいい兆候である。唯一にして最大の気がかりはやはりロナウドだろうか。存在が圧倒的すぎるがゆえに、彼がいるといないとではチームパフォーマンスの差が激しすぎる。若いチームだけに、ロナウド不在を埋めれるリーダーの台頭が望まれる。いっその事、伝統壊してデリフト辺りに任せてもいいんじゃないかなぁ……。燻ってる中堅組頑張ってくれ!

 

 

編集長ミツ

バルセロナでラッキーだった

最後の最後で見せた大逆転劇。確かにグループステージを1位で抜けたからと言って必ず恩恵を受ける訳ではなく、現時点では力が拮抗するであろうアトレティコとライプツィヒと当たる可能性は40%もある。こればかりは引いてみないと(正確には第三者が抽選するので「引かれてみないと」)分からない。

しかし、この1位通過に関してはそれ以上の意味があると感じていて、それは『チームに自信がついたであろう事』。今シーズンのユベントスはご存知の通り勝ちと引き分けを繰り返し、更に引き分け方の印象も悪い。ファンから疑問符が投げられる事も多く、それは選手達にとっても同じだったのではないかと思っている。しかし最終節での大逆転劇は選手達に自信を与え、それがひとつになりチーム力となって跳ね返って来ると考えている。

そしてその要因のひとつに「最終節の相手がバルセロナだった事(=逆転劇の相手がバルセロナだった事)」も挙げられるだろう。これが違うカードでそれぞれ戦っており、例えばバルサがディナモキエフに敗れ、ユーべがフェレンツバーローシュに勝った上での順位入れ替わりだったならば、大きな自信には繋がらないはずで、誰もが「厳しいだろうな」と思っていた最終節、しかも敵地カンプノウにおいて自分たちの力で手にした首位通過だからこそ、それがもたらす意義は大きいに違いない。

これも何かの巡り合わせであり、この勝利がターニングポイントとなって、ユベントスの土台が強固なものになる事に期待したい。

 

 

最終節がドラマティックな結末となっただけに、皆さんも色々な想いが胸の中に残っていると思います。この勢いのままに、決勝トーナメントも勝ち進むことを祈りましょう!

 


【月ユベ編集部より】

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