‘’最もユベントスらしい選手‘’、リヒトシュタイナーが現役引退を発表
2011-2018までの7シーズンに渡り、ユベントスの右サイドに推進力を与えてくれたリヒトシュタイナーですが、自身の口から現役を引退する事を発表しました。
Un saluto e un abbraccio ai miei carissimi fans e followers! Grazie di cuore, Steph 🙏🏻❤️
A kind goodbye and a big hug to my dear fans and followers! Thank you so much, Steph 🙏🏻❤️ #thankyou @SFV_ASF @1886_gc_zuerich @osclilleosc @OfficialSSLazio @juventusfc @Arsenal @FCAugsburg pic.twitter.com/729Yfw7tc7— Stephan Lichtsteiner (@LichtsteinerSte) August 12, 2020
やぁ、みんな。
数週間考えた結果、ボクはプロフットボーラーを引退する事を決意しました。
先ずはこの映像を通じて、ボクを応援してくれた全てに感謝の気持ちを伝えたい。素晴らしい時間を与えてくれた事に感謝の気持ちしかありません。
ボクは自分のフットボール人生を誇りに思っている。グラスホッパーから始まり、リール、ラツィオ、ユベントス、アーセナル、そしてアウグスブルグ。もちろん、スイス代表での時間も加えなくてはならないだろう。
その全ての瞬間に「有難う」の気持ちを伝えたい。
また会える事を楽しみにしている。
I live you!
※一部、意訳が混じっております。予めご了承下さい。
ボクがユベントスに戻って来た2017-18シーズン、右サイドバックには「まるでエポック社サッカーゲーム」のように、とにかくひたむきに上下運動を繰り返す人リヒトシュタイナーがいて、そしてボクはその真面目を絵に描いたような選手に「エポックシャタイナー」と言う愛称を付けた事を覚えています。
その背番号26は、ボクの目には「最もユベントスらしい選手」に映り、しかし選手としての全盛期を過ぎていた事から、チャンピオンズリーグ登録メンバーから外れるなどして、時おり悔しい表情を見せながらも、それでも戦い抜く姿は、それだけでボクに「またユベントスと歩んでいる」と思わせてくれました。
ボクがユベントスに戻った翌2018-19シーズン、リヒトシュタイナーはユベントスを去ってしまったけれど、その短い時間の中で‘’ベストゲーム‘’と呼べるのは、チャンピオンズリーグベスト8進出を賭けたスパーズとの一戦だろう。1stレグをホームでありながら2対2で終え、そして乗り込んだアウェイの地でもソン・フンミンにゴールを叩き込まれて圧倒的不利な状況の中、後半16分に投入されるとその3分後にはイグアインのゴールをお膳立て。更にその3分後、イグアインのスルーパスからディバラの逆転ゴールが生まれる訳だが、その流れを生んだのがリヒトシュタイナーだった事は、ユベンティーニであれば誰もが心に留めているはずだ。
2017-28シーズンを最後にイタリアの地を離れ、アーセナル(2018-19)、アウグスブルグ(2019-20)と渡り歩き、そして2020年8月12日に36歳の年齢で現役引退を発表する事となったリヒトシュタイナー。しかしその顔には僅かな後悔の色もなく、むしろ全て出し切った清々しささえも感じさせてくれた。そして、それがリヒトシュタイナーと言う漢なんだとボクは改めて思った。
ボクがリヒトシュタイナーと歩んだ時間はわずか1シーズンだったけれど、彼を知るには十分な時間だったし、彼がユベントスに居てくれて良かったと思った。それくらい、LichtsteinerはJuventusを感じさせてくれた。
これからどのような道を目指すのかは分からないけれど、例えユベントスと交わる事がなかったとしても、ボクは彼をずっと応援し続けようと思う。なぜなら、彼がユベントスを体現してくれた選手だからだ。
あなたの第二の人生が幸せになる事を心から祈っている。
Good Luck Stephan!