月ユベ執筆チームが考える「最近のユベントス、今後のユベントス」

「スクデット確実」とまで言われたユベントスですが、直近5試合では1勝2敗2分と急ブレーキ。そんなチーム状態を執筆チームはどう見ているのか。

三者三様の意見となっておりますので、最後までお楽しみ下さい。※書き手は5名で、我が物顔で締めは編集長です。あえてね。

 


 

kassi

しょうがない

最近のユヴェントスがスクデットを前に足踏みしてるのは承知の通りだが、今シーズンに限ってははっきり言って「しょうがない」のではないだろうか。

コロナウィルスによる中断の影響はあまりに大きく、特に欧州諸国では感染者の数も死亡者数も日本の比ではなくロックダウン中の選手、スタッフの心境は穏やかではなかったと思う。

コッパイタリアを皮切りにリーグ戦が再開されたのはわずか1ヶ月前。再開から常に週2ペースでゲームは行われ、すでに10試合近く試合を消化してるのだ。プロである選手達は過密日程を言い訳にしたくないだろうが、私達ファンはこの事実は常に頭の片隅に置いておきたい。

なので、ぼくは今シーズンはスクデットさえ獲得してくれれば、後はチームに労いの気持ちしかない。ここ数試合、選手達の疲れ果てた姿を目にする事に辛さすら感じる。CLは今シーズンに限ってはボーナスステージという扱いでも良いのではないだろうか。

チームにポジティブな面も少なからずある。具体的にはディバラの復活とロナウドとの共存に目処が立った事、デリフト、ベンタンクール、ラビオと言った今後数年に渡りチームの中心選手となれる選手が台頭して来た事、ラツィオ戦をはじめ勝利した試合は内容も伴っている事だ(それだけ?って言わないで)。この特殊な状況下でネガティブな側面だけを取り上げるのははっきり言ってフェアでないと思う。

ただ、ここはユヴェントスであり、この状況で万が一スクデットを逃すような事があればチームや監督が責任を追及されるのは理解出来る。今はそのような事にならない事を祈るばかりだ、、、 。

 

 

タカオ店長

ロナウドでぶん殴っている結果とも見える

5勝2敗2分。

セリエA再開後のユーベの成績である。2位以下との勝点差、残り試合数、そしてこの超過密スケジュールを考慮すれば取り立てて問題がある成績には映らない。

にも関わらず、どうもここのところファンの声が騒がしい。イタリアでは#Sarrioutなんてハッシュタグがトレンド入りもしているようだ。

 

直近5試合に限ると1勝2敗2分。

しかも内容が悪い。先制はするが追いつかれる。更には逆転される。そして試合運びの拙さ…。

『ユーベらしさの欠如』、それが今サッリの直面している問題に見える。しかし、何故サッリを招聘したのか?『ユーベらしさ』では勝ち取れないものがあるからだろう。

とは言え、期待されていたサッリズモはなかなか形にならず、時々片鱗が見えるのみ。なんとか首位にいるのも最終兵器クリスティアーノ・ロナウドでぶん殴っている結果とも見える。ここまで来たらスクテッドは間違いないように思えるが、残り3試合の戦いぶりとそのあとのCLの結果によってはサッリ続投に「???」がつく展開になっても驚かないかなとは個人的には思う。

 

 

さいちゃ

暖かい目で最後まで見届けたい

リーグ再開後の超過密日程の試合は評価に難しい。確かに失点が多く負けも増えてはいるが、アタランタ戦(2-2)、ラツィオ戦(2-1)と負けられない直接対決で結果を残したことだけは忘れてはならない。

上述のことを評価した上で、ここ最近の“ブラックアウト”は選手側の問題が大きいと思われる。中盤より前はラビオやベンタンクール、ディバラにロナウドが奮起している。批判を免れないのはDF陣だ。ボヌッチは中断前のパフォーマンスを見せられなくなりリーダーシップも低下、サンドロも集中力の欠如が目立つ。前に出て潰すタイプのCBが全員怪我していることも、ライン全体が受け身である要因だと考える。日程的に苦しい所だが、最終ラインの奮起に期待したい。

サッリに関しては既存戦力との相性の悪さ、戦術上のキーマン不在もあるため、情状酌量の余地がある。しかし、戦術面以外にチームを纏めるのも監督の仕事であり、ここが成長しない限り長期的に指揮を執るのは難しいと感じる。

ここ数戦の不安は常勝に慣れすぎたが故だと思う。変革期かつ特殊な状況下にある事を忘れず、暖かい目で最後まで見届けたい。

 

 

Kan

首脳陣の決定が間違っていなかったと証明するためにも

長い長い中断期間を経て再開したセリエAにおいて、優勝確実でありながら足踏みをしているユベントス。しかし、再開後のユベントスの成績は5勝2分2敗で勝ち点17を獲得しており、結果としては悪くない。ただ、ここまでサッリへの批判や選手たちへの厳しい意見が飛び交うのには試合内容が伴っていない点が大きいのだろう。

ミラン戦では2点を先制したかと思えば中断前とは比べ物にもならない仮主将のパフォーマンスも相まって4失点しを喫し大敗。アタランタにも引き分けはしたものの内容ではアレハンドロ・“パプ”・ゴメスを中心にやられ放題であったし、サッスオーロには12本もの枠内シュートを浴びせられ3-3。極めつけはフリウリでのウディネーゼ戦で、アタランタ戦と同様に相手攻撃陣の核であるロドリゴ・デ・パウルに自由を与えてしまった。しかし、野戦病院化していたとはいえラツィオに勝利し、暴力的なまでのアタランタの攻撃力を前にKOされなかったことにスクデットへの気持ちが感じられた。

過密日程による疲労の蓄積もピークにあるだろうと思われるが、残り3試合で勝ち点2を獲得すれば9連覇となる。どんな形であれスクデットを掲げて欲しい。

来季の監督人事に関しては、万が一セリエA優勝を逃すようなことがあればサッリの解任も見えてくるのかもしれないが、連覇を達成できれば問題はないだろう。ただし、彼に求められるのは第一にプランAの確立。1シーズンを通じて初年度のサッリ・ユベントスは最適解を見つけられずシーズンの最終盤を迎えた。前任の魔術師のような采配を魅せるアッレグリと重ねてしまうのはよくないが、確固たる勝利の歴史を誇り、欧州屈指の選手たちを抱えるユベントスの監督として求められるものはとてつもなく大きい。サッリにその器があると見込んだ首脳陣の決定が間違っていなかったと証明するためにも、スクデットを掲げる彼の笑顔を待ち望んでいる。

 

 

編集長ミツ

ユーべは恵まれた環境にある

あと3試合であり、あと1勝である。騒ぎ立てるタイミングではなく、騒ぎ立てた所で何もプラスに転じる事はない。

確かに「あと1勝」が難しいのは承知の上だが、それでもユベントスが圧倒的有利にいる事は間違いなく、9連覇を前提として考えるべきはチャンピオンズリーグのリヨン戦。そこからの逆算で考えれば、第37節までに優勝を決めて、最終節をピンちゃんとBチームの若手で締めながらも、高い緊張感と達成感を持ち合わせた状態でリヨン戦に臨めるのであれば、ボクは『悪くはない』と考える。

昨シーズンの終盤。2位に10馬身差をつけて国内リーグを独走していたユベントスは、アヤックス戦2ndレグ直前のSPAL戦を「負けてもヨシ」の姿勢で臨み見事に負けた訳だが、あの試合にレギュラークラスが出場して、心身ともに強度の高い時間を過ごせていれば、アヤックス戦の結果は違ったものになったのではないかと今でも考えている。

新型コロナウィルスの影響で早々にシーズン中止を決めたリーグ・アン。本気の戦いから離れているリヨンと、過密日程ながらも激しい首位争いを演じているユーべ。どちらがポジティブな環境に身を置いているかと聞かれれば、多少の迷いはあるかもしれないが「後者」だと答えるだろう。

 

 

最後までお読み頂き有難うございました。

今回はコメント欄を開放しておりますので、上記執筆チームに対してでも構いませんし、ご自身のご意見でも構いません。ひと言ふた言でもお寄せ頂けると幸いです(執筆チームから誰かしらレスさせて頂きます)。

 


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