【とにかく待とうじゃないか!】2019-20シーズン第33節 vs サッスオーロ戦 マッチレビュー



サッスオーロ 3-3 ユベントス

 

[meikan]


 

 

勝てぬなら

 

 

勝つまで待とう

 

 

ユベントス

 

 

(徳川ミツ康)

 

 

 

 

という事で、カルチョ再開後は好調をキープするサッスオーロ。

「好調」の言葉通り、特に後半はワンタッチ・ツータッチでボールを回すパスサッカーを前に、「サッスオーロにオロオロ」となり、前半2点を先制するも後半9分には逆転弾を喰らって追い掛ける展開に。最終的にはコーナーキックからドンキーがヘッドで決めて、「サッスオーロにボビーオロゴン」にならずに済みましたが、冒頭にお伝えした通り『3試合連続勝ちなし(しかも9失点)』とチームとして厳しい局面を迎えております。

 

この試合でのサプライズはロボ。ポヌッチのベンチスタートは山ちゃんの前日会見から想定内であり、恐らくは揉太郎のスタメンでほぼ主要紙(月ユベ含む)が予想していたものの、名を連ねたのはロボでした。トレーニング中のコンディションが良かったからなのか、それとも揉太郎に信頼を置けなかったからなのか、はたまはたロボから「オイラを使わないと自伝書でdisっちゃうよ」と脅されたのかは分かりませんが、はっきし言って全く良くなかったですね。明らかに試合勘が鈍っていますし、瞬発力も落ちていて振り切られるシーンも散見。あれなら無理せずに揉太郎でも良かったのかなぁ、と言うのが本音です。

 

※オデコが千昌夫になっていたらロボ。まだまだこれからこれから!

 

 

そんでまずは攻撃から。

得点はコーナーから2発と、イチさん→ポルちゃんのショートカウンターから1発で3点。前半は「超絶悪い」と言った感じでもなくそこそこチャンスはあったのですが、何にしてもいかんせん攻撃が単調。特に両ウィングからは効果的な仕掛けがなく、カットインしても渋滞に突っ込んで行ってる風で可能性を感じず。逆にサイドでタメを作ってオジーロなりドンキーなりがスペースで受けてセンタリングを上げる流れには少しは可能性も感じたのですが、そんなシーンもわずか。更に右はオジーロのセンタリングの精度が「なんだかなー(阿藤快)」でしたし、左はドンキーがボール貰った時には相手に囲まれていて「なんだかなー(やっぱり阿藤快風に)」でしたし、結論を言えば両サイドで効果的な崩しは無くて「なんだかなー(しつこく阿藤快風に)」って感じでした。

これに関しては誰が悪いとかって言う個人レベルの話ではなく、チーム全体で捉えるべき事柄でもあるのですが、個人的には「サイドを‘’起点‘’にする意識が低い」と感じていて、キーちゃんにしろゴローにしろ「ボールを持ったら先ずは何かやってやろうって言う思いが強いんじゃないか」って気がします。これはちょっと極端かもしれませんが、例えば松ちゃん先輩なんかはボール持っても自分ではテクニカルな事は出来ないのが分かっているのですぐにボール預けるじゃないですか。そんなイメージで、いわゆるアタッキングサードに入る前はチーム全体としてそう言う意識をもっと高めるべきだし、それこそがヤマリズモだと思うんです。それなのに選手が部分的にでも個人個人に走る傾向があるので、見ている方としては「なんだかなー(一瞬忘れさせてからの再度の阿藤快風に)」な感じがしてなりません。

 

この前の試合でチンコチンコされたアタランタの試合運びなんか見ると、その辺のメリハリがハッキリしていますよね。

 

 

守備については「コブタン様々」だった事は否定できず、特に後半は後手後手に回りましたな。サッスオーロの持ち味であるパスワークに翻弄されて、更にバイタルエリアを上手く使われてしまい、あの辺は試合中の修正が出来るか出来ないかが大きなポイントだと思います。

主任については可動域の広さが持ち味ではあるものの、逆にセンターバックの前でずっしり構えて迎える陣形を作る事により、もう少し相手の良さを消す事が出来たんじゃないかと思います。確かに相棒が前半と後半で代わり、かなりパスを回されて混乱している部分はあったと思いますが、その辺りもフトシが中心となって指示を出せるようになってくると、またユーべ守備陣が強固なものとなり、某キャプテン風味の存在感を薄める事が出来るんじゃないかと感じた次第です。

 

※しかし簡単に存在感を消させてくれないポヌッチ選手。カードが出た理由は分かりませんが、この際なのでレッドカードにして欲しかったです。

 

 

ここまで来たら、「サッリズモが見えない」とか「内容が伴っていない」とか「やっぱりシャクレてるよね」とか編集長は言いません。とにかく残り5試合で結果を出し、スクデットを手にするのみ。内容なんてどうでもいい(いや、どうでもよくはないぞ!)、とにかくこんな時代だからこそ、トロフィーを掲げて我々ユベンティーニに喜びと感動を与えて欲しいと願うばかりです。そしてその後に迎えるリヨン戦に向かって、チーム、選手、そして我々サポーターが一丸となって進むだけです。

そして本音を言えば、肩の力を抜いた状態で最終試合をピンちゃんに任せたかったのですが、このままだと「最終節が優勝決定戦」になる可能性もあり、その試合をピンちゃんに任せる事になりますが(契約上、最終節はどんなチーム状況であれピン締めとなります)、ここ2シーズンはどんな状況であっても結果を出してきたのがピンちゃんと言う漢(2017-18最終節は1失点、2018-19最終節は2失点)。その際は、我々も腹を括ってピンちゃんに全てを託すべきであろう事を、今の内から共有させて頂きます。

 

 

さぁ、これで次は大一番のラツィオ戦。

 

共に絶不調の中で、どちらが真の絶不調かを決める戦い。

 

 

でも編集長は勝利を待つ!

 

勝つまで待つぜユベントス!

 

 

Forza Juve!

 


【最新のユベ議室お題😎】

ユベ議室では結構真面目なマッチレビュー書いてまーす。