【大切なのは負けた理由じゃなくて勝てなかった理由】2019-20コッパ・イタリア決勝 ナポリ戦 マッチレビュー

ユベントス 0-0(PK:2-4)ナポリ

 

▶選手の愛称説明→(選手名鑑)(簡易版

 

 

「PK戦は時の運」

 

 

とは言われる事が往々にしてあり、そしてそれは決して間違いではないと編集長としては思っていますが、「運だろうが、なんだろうがこの試合だけは勝って欲しかった」と言うのが本音。例年であれば気持ち的にも「PK戦なら仕方ないよね」で消化できる部分があったんでしょうが、やはりこの3ヵ月の中断を経てのアタックチャーンス!だったので、重ねてにはなりますが、「運だろうが、審判買収だろうがこの試合だけは勝って欲しかった」と言う気持ちが残ります。

 

 

まずは「ナポリのディフェンスへの意識を考えると、絶対に失点できない」と言う厳しい状況の中で、守りに守り切った守備陣に関しては、出場した選手全員に称賛の言葉を送りたいほど、集中力が高く素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。取り立てて松野さんは幾度となくスーパーセーブを見せてくれ、「ただの気の抜けたベテランのオッサン」ではない事を証明。更にポヌッチとフトシは攻撃の起点となりながらも、守備のフェーズにおいてもほぼノーミスだったと思います(誠に不本意ではありますが、ポヌッチも褒めざるを得ないでしょう)。そして両サイドバックに入ったクアマン、ドンキー、途中出場となったオジーロも安定したプレーを見せて、「失点するならディフレクション」とか「セットプレーからクリバリにドッカーン」とか「ポヌッチがゴール前でアムロってる隙を突かれて」とか思っていましたが、本当に集中力高くナポリの攻撃を凌いでくれました。

 

ちなみにこの試合で編集長が一番ヒヤっとしたのは、後半8分にドンキーが相手選手(誰だかは忘れた)と接触して倒れ込んだシーン。あのタイミングでドンキーが負傷退場となれば、その穴を埋めるのは某ゆとりボーイとなる訳で、ミラン戦では影も形も見せぬ「忍法隠れ蓑術」を見せた某氏が出場となれば、ちょっとそこを突かれる可能性があるので一瞬キンタマを冷やしましたが、間違えた肝を冷やしましたが、いずれにしても大事に至らず安心しました。

 

 

ただね、問題はミラン戦と同じく攻撃なのよね。

スリートップは同じメンツが名を連ねながらも配置を変えて、左から「キーちゃん、キュン、コスタるん」の並びに。ただこれで大きな変化は生じてなくて、むしろ右に回ったコスタるんは引いたナポリ相手にスペースを与えられずにドン詰まりだし、キーちゃんに関しては「なんも言えねぇ(北島康介風に)」ってくらい「なんも出来ねぇ」だったし、キュンは結構ボール触っていたけど決定的な仕事は全く出来ず。極論にはなりますが「それならフトシとポヌッチのツートップにでもして、両サイドから徹底的にクロス上げまくった方がチャンス作れたんじゃね?」って感じでした。ちなみこのツートップですが、フトシがクリバリと競り合って、こぼれたボールをポヌッチが小賢しく決める作戦です。えぇ、小賢しくこぼれ球に反応して小賢しく決めて顔の前で小賢しくクルクルする、家出先のミランから小賢しく戻ったポヌッチが決める作戦です。(立体感を持って正確にイメージをお伝えしたかったので、敢えてしつこ目に2度言いました)。

これは結果論になっちゃうんですが、それなら思い切ってキーちゃんとキュンのツートップにして、その下にラッシー(ラムジーの新愛称ね)を置いた4-3-1-2にして、前線3枚が狭い所でガチンコ勝負した方が、得点の可能性はあったんじゃないかなぁ、って思いました。モチのロン、ラッシーの怪我の具合とかもあったとは思うけど。

 

 

それでね、先週は結果も「勝ち抜け」だったし「カルチョ再開」だった事もあり、手放しに喜んでいたユベンティーニなんですけど、こうやって負けたりすると結果だけにフォーカスして一気に負のオーラーを出すひとが出て来るじゃない。でもね、今日の試合の‘’勝敗‘’に関しては「PK戦の末」であって、PKで勝っていたから良かった、PK戦で負けたから粗を探して文句を言う、って言うのはちょっと角度が違うかなって思います。まだあと2ヵ月弱もこの体制で続く訳だし、実際にセリエもチャンピオンズもチャンスはある訳だし。なんで、いったん落ち着いて「敗因はPK(=運の要素が強い)」である事を受け止めた上で、「勝てなかった理由(=なんで点を取れなかったのか)」を建設的に論じるべきだと思っています。

ぶっちゃけ「キーちゃん頼みは限界」って意見もあるだろうし、「もうパスサッカーはいったん諦めた方がいいでしょ」って意見もあるだろうし、「今日も北川さんと細江さんの口から、ユッティの『ユ』の字も出て来なかったけど、やっぱり幻なの?」って意見もあろうだろうし、個人的には文句じゃなくて「残りの試合を勝つ為にはどうするか」と「ユッティが実在するかをどうやって証明するか」を考えるべきだと思ってます。

 

 

そして編集長的には、ちょっと考えがぬるいと言われるかもしれないけど、とにかくこうやって悔しい気持ちになれるのもカルチョが戻って来てくれたからであって、またボクの生活を白と黒で染めてくれているユベントスと言うチーム・選手に感謝の念を持っています。更に言えば、カルチョ再開にこぎつけてくれた現地の関係者皆さんに対しても同様の気持ちを持っています。

 

 

 

勝ったら嬉しいよね。

 

負けたら悔しいよね。

 

早起きしたら眠いよね。

 

 

でも、毎日が楽しいよね。

 

 

 

この‘’特別な90日間‘’を味わったからこそ、非日常の中に戻って来た日常に感謝の念を持ち続けながら、ボクはカルチョとユベントスの素晴らしさを届けて行きたいと思います。

 

 

 

よし、気持ち切り替えてボローニャ戦に向かうよ!

 

 

Forza Juve!

 

 

でも、PKの2番手キッカーにダニーロが出てきた瞬間に外す自信があったし、助走の取り方を見た瞬間にその自信が確信に変わった事だけは、最後にお伝えさせて下さい。

 


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