【真面目にシステムの話をするけどdisらないでね】2019-20シーズン第22節 vs フィオレンティーナ戦 マッチレビュー



ユベントス 3-0 フィオレンティーナ

 

[meikan]


 

今節は冬のマーケットで、クトローネ、(たけし軍団ではない方の)ダンカン、(トゥドールではない方の)イゴールなどを獲得し、積極的な補強を見せたフィオレンティーナとの一戦。あの紫のユニフォームを目にすると、バティストゥータ、ルイ・コスタ、トルド、と言った往年の名選手たちを思い浮かべるオールドファンも少なくないはず(編集長、何気にモルフェオも好きだった)。

ちなみに今だとゴロちゃん、一昔前だとそれこそロベルト・バッジョ、ディ・リービオ、トリチェッリなど、ユーベと縁のある選手も多いんですよね。そして来シーズンはここにキエーザの名前が…(以下略)。

 

さて、まずは注目されたスタメンは、今シーズン多用している「4-3-1-2」ではなくトップ下を置かない「4-3-3」で、前線3人は左から『キーちゃん、ポルちゃん、コスタるん』の並びに。何気にコスタるんは今シーズン4回目のスタメンとの事。怪我もあったし意外とスタメンは少ないのね。

そんで、いきなりシステムに関する所感なんですが、この3トップは『相手によってはやる価値はある』と思います。この試合でも大方の予想通り「攻めるユベントス、守るフィオレンティーナ、試合の途中で娘の習い事のお迎えに行く編集長」て構図になったんですが(それにより後半は追っ掛け再生(涙)、結局のところ引いた相手をなかなか崩せないんですよね。そしてこれはよく、「イグアインが真ん中でポストになり切れていない」とも言われるんですが、髪の毛の有り無しに関わらずどんなセンターフォワードであっても、あの密集地帯で100パーセントボールを収めるのは無理な話。逆にポルちゃんはそれを薄い頭で理解して、上下運動を繰り返してアクセントを与えようと試みていたと思います。

 

では、どうしたら良いかと言えば、いったんスペースのあるサイドにボールを散らして相手ディフェンス陣をワイドに広げさせる。そこを突破して、スペースの出来た真ん中にボールを入れてキーちゃんがドッカーン!(決めるのはポルちゃんではない)て形が今のユベントスではベターなんじゃないかな、て思っています。たぶん、トップ下を置いて真ん中でゴチャゴチャやるよりサイドを突破した方が可能性は高いかと。

そんで、ここで重要なのは『決定力をどう捉えるか』ではないかと。日本のメディアも大好きな『決定力不足』て言葉があるんですけど、そもそも1試合で1点か2点しか入らないサッカーと言うスポーツにおいて、ゴールに向かうほとんどのプレーは『ミスってる』て事であり、しかしその中のわずかな成功が得点に繋がっていて、それを成し遂げている選手がいるのも確か。ただ、それでも圧倒的な決定力を持っているのは、編集長のサッカー観戦人生においても、ブラジルのロナウドとキーちゃんくらいしか思いつきません。あとは1997-98の若大将@デル・ピエーロも凄かったなー

 

んじゃ、「決定力を上げるにはどうすればいいのか」と言うと、個人的には『ゴールに入る確率が高まるシーンを作る』て事だと思います。すなわち、ゴールを決めるひとではなく、その前の過程にフォーカスする、て事ですね。

 

さっき挙げた例であれば、相手が引いた中央の人口密度の高い所をこじ開けようとするのではなく、両サイドの土地がある田舎を開拓してゴールに近づく。そして、「あとはヨロチクビ」て言うボールを中に入れて、ゴールを決めてもらう、て感じでしょうか。これが今のユーベであれば、4-3-3システム導入の狙いのひとつではないかと考えました。知らんけど。

実際に昨日のフィオ戦でもコスタるん→クアマンで右サイド奥深くまで侵入して、際どいクロスを上げていましたし、逆にこれが4-3-1-2だったらあの場面が生まれていたかと言うと疑問符がつく所。モチのロン、4-3-1-2では別の決定的なシーンが作れていたかとは思いますが、とりあえず3トップにしたメリットは出ていたと感じましたし、コスタるんがワイドに入る『怖さ』を相手に与えられていたと思います。知らんけど。

あとはクアマンがもうひと工夫出来れば違っていたんでしょうが、それでもユッティやデ・シリオやオジーロやダニーロが入るよりは(4人に見せておきながら対象は2人と言うトリックです)、圧倒的に攻撃にアクセントを加えていたのは間違いないですね。て優香、これでクアマンにインナーラップの感覚が身についたら、右サイドはオモローなんだけどね。知らんけど。

 

そんで、システムの話ばかりになると、「よくサッカー分かってないヒゲメガネが偉そうなこと言うな!」て怒られそうなので、話を選手個人に移しますと、主任が計算できるようなって来たのは大きいですな。BOX to BOXとまでは行かないまでも、攻守に渡り長い距離を走って幅広くピッチをカバーする事により、特にアゴイチの負担を軽くしているのではないのでしょうか。そして攻撃においてはPK獲得に繋がったドリブルで侵入したシーン。あの手のプレーが増えれば、今後のユーベの攻撃に厚みが持たせられるのではないかと期待できます。これでカレーも一杯くらい食べてたら最高だったんだけどな。

 

あとはラビ彦もかなりフィットして来ましたが、そろそろ文字数も増えて来たので今回は割愛します。えぇ、あくまで『文字数』の関係であり、「ラビ彦が編集長とイケメン対決をする上での、直接のライバルだから」と言う事とは一切関係ございません。『選手はみな平等に扱う』が月ユベのスタンスであり、まさかのイケメン選手に嫉妬や妬みなどの感情を抱く事は99パーセントございません。何卒ご理解のうえ、ご覧頂けると幸いです。

 

つーことで、ガッツリ首位キープ!

 

このままだとユーベ、インテル、ラツィオの三つ巴戦かな。

 

そんな中、今シーズンは最後の最後まで楽しめそうだけど、ピンちゃんの出場機会がきちんと確保されるかだけが心配だぜ!

 

 

って事で次も勝つよーーー!

 

 

Forza Juve!

 


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