【喜びなど見せる余裕はないのだ】2019-20シーズン第18節 vs カリアリ戦 マッチレビュー




ユベントス 4-0 カリアリ

 

[meikan]


 

さてさて、2020年一発目のゲームでしたが、今シーズン好調のカリアリに対して結果は4対0の快勝。ただし、このスコアだけを見て、『やったー!』『勝ったー!』『大量得点だー!』などと浮かれる訳にも行きません。

 

ポールポゼッションは『65% 対 35%』で圧倒的にユーベであり、ボールも「ワンタッチ、ツータッチ、タッチ、タッチ、ここにタッチ、あなたからー」な感じでリズム良く回ってはいたのですが、特に前半は『最後はどこでどうやって点を取るか』と言ったイメージが欠けていたと感じました。

例えばバルセロナやシティ、リバプールなどは、チーム全体が同じイメージを持ちながらボール回しを見せる中で、『どこで、誰が点を取るか』が明確ですが(良くは分からないけど明確なはず)、カリアリ戦を見ていた限りだと、少しばかり『ボールを回す事』が目的になってしまっている感もあり、特に前半はキーちゃん、キュンちゃんと言った‘’中盤に落ちて来てボールを触りたいタイプ‘’のふたりが前線に名前を連ねた事により、その傾向が少なからずあった事は否めません。とは言えパス回しの中で、キュンが楔のパスを入れる時は「攻撃のスイッチ」が入る感じで可能性を感じましたね。その点で見ると、守備のバランスはあるにしろ、キュンをトップ下に置いて、キーちゃんとポルちゃんを前線に2枚並べた『KKP』の方が、怖さと言う部分ではあると感じています。

 

そうは言いながらも、あくまでこの辺は『勝って兜の緒を締めよ』的な感じであり、個人的には今シーズンで1番サッリズモを体現出来た試合だったと思いました。

アゴイチがある程度マークされましたが、そんな中でも(そんな中だからこそ)「ワンタッチ、ツータッチ、タッチ、タッチ、双子の芸人はザ・タッチ、幽体離脱〜」なプレーを意識してリズムを作っていましたし、何よりもこの試合はラビ彦のコンディションが上がっているのが目立ちましたね。例えばこれまでの試合の中でも取り上げてられた『パス成功率100パーセント』なんて数字には、編集長としては全く意味を持たないと思っていて(逆に中盤の選手としてはチャレンジしていないとも捉えられるし)、そんな数字よりも今日の試合で見せてくれた、その運動量の多さとパスを受ける姿勢(攻撃参加への意識の高さ)が素晴らしかったと思います。更には守備においてもその身体能力の高さを活かし、体を張ったディフェンスでクリーンシートに貢献しました。

 

これは以前から伝えていますが、ユーべはスリーボランチをメインシステムにしている以上、アゴイチの側にもう1人ボールを捌ける選手がいると、この試合のようにボールが円滑に回るようになり、攻撃に流動性が生まれて来ます。それにより相手が中盤で掴み所が無くなってきて、守備のバランスを崩す訳です。それはすなわち、放出の噂が出る中で頑張った‘’ナイスラビ彦‘’ですし、信じて使い続けた‘’ナイス山ちゃん‘’ですし、最終的にはこの試合のマッチレビューでそれを取り上げた‘’ナイス編集長‘’と言う事でもあると思います。えぇ、結局は私です。さすが編集長ですね。

 

そして最後に少しばかり守備に関しても取り上げますと、フトシがスタメンから外れてアバラル君とポヌッチのセンターバックで臨む事になりましたが、この2人のコンビもだいぶ安定してきました。

アバラル君に関してはポヌッチのような攻撃のセンスは感じられませんが、それでも1対1ではメッチャ圧を掛けますし、ヘディングではメッチャ飛びますし、エリア内ではメッチャPK取られるんじゃないかと心配になりますし、本当に計算できる芸人になってきたと感じています。言い方が適切ではないかもしれませんが、今シーズンはロボの離脱によりフトシが、そしてフトシの離脱によりアバラル君が成長を遂げた形となり、まさに『怪我の功名』と表現してもおかしくはないでしょう。アバラル君にはこのままの調子で、アバラって、アバラって、アバラり倒して、レギュラーを取るくらいになって欲しいと願います。

でも「アバラり倒す」ってどんな意味なんですかね?まぁいいか。

 

 

 

つー事で

 

 

 

やったー!

 

 

勝ったー!

 

 

大量得点だー!

 

 

 

って感じで2020年ナイススタートダッシュ!

 

 

 

この勢いで次のローマ戦も勝つぞい!

 

 

 

Forza Juve!

 

ミキプルーン・パワーでハットトリック!いいね!