ハーランドのドルトムント移籍が発表!




ハーランドのドルトムント移籍が発表!

『ユベントスが獲得を目指している』と噂の挙がっていた、ザルツブルクのハーランドですが、ドイツ・ブンデスリーガのドルトムントへの移籍が正式に発表されました。

 

 

 

今シーズン行われた22の公式戦において、実に28つのゴールを叩き出しているハーランド。『冬の移籍市場の目玉』として、これまでユベントスを始めとする幾つものビッグクラブが獲得に名乗りを挙げたと言われる中、選択したのはドルトムントでした。

 

今回の契約に関しては、推定ではありますが『移籍金:3000万ユーロ、契約年数:2024年まで、年俸:600万ユーロ』と伝えられ、更にドルトムントは代理人であるライオラに1500万ユーロにも上る手数料を支払うとも言われております。

実際にユベントスがこの金額を支払えたのか、支払う気があったのか、と言う話でもありますが、個人的には『ハーランドはいい選択をしたな』と思っています。いわゆるチャンピオンズリーグ優勝が義務となるような各国のメガクラブではなく、ドルトムントと言う"チャンピオンズリーグ上位"を目指すクラブに移籍する事により、出場機会を得る事が出来ると思いますし、何よりも必要以上のプレッシャーを与えられる事もないでしょう。そして19歳と言う年齢を鑑みれば、この先あと5年もしない間に、まだワンステップ昇るチャンスは必ず訪れます。まずはドルトムントで自身を磨く事が必要ですし、それが出来る環境ではないかと考えています。

 

そして"ハーランドを逃した"形になったユベントスですが、これもチームにとっては良かったと捉えています。チームを再形成するシーズン終了後に獲得するならまだしも、すでにスタートしているチームに、不確定要素のある若手を獲得するのは『賭け』の要素も含みますし、何よりも『余剰人員の整理が先決』とも揶揄されるユーベにおいて、特に計算できる選手が揃っているアタッカー陣では、これ以上の上積みはこのタイミングでは不要だと思っていました(まぁ、獲得するなら計算できる中盤の選手でしょうね。えぇ、エリクセンの事ですが)。

確かにアタッカー陣の高齢化は囁かれていますが、それでもロナウド、イグアイン 、ディバラ、コスタ、ラムジー 、ベルナルデスキと言った一流の選手が名を連ねており、残り半分のシーズンを戦う上で、『この上ない戦力』だと言えるのでないでしょうか。

 

そしてハーランド本人の話に戻しますと、昨シーズン改訂されたルールにより、2月から再開されるチャンピオンズリーグにも出場する事が出来ます。そこで対戦する相手はメガクラブであるPSG。それまでの1ヶ月半の間にハーランドがチームに馴染み、打倒PSGにおいて一役買うような気もします。そして、(少々気が早いですが)ベスト8で当たるのはユベントスか。その際はボヌッチに大人の怖さを教えるべく、ズルムケたプレーをお見舞いして欲しい所ですが。

 

ノルウェーの宝の原石は、今後どのような成長を遂げるのか。

ひとりのサッカーファンとして、ハーランドの未来に注目したいと思います。