イブラヒモビッチのミラン復帰が発表されて気付いた事
イブラヒモビッチのミラン復帰が発表されて気付いた事
兼ねてから噂に挙がっていた、ズラタン・イブラヒモビッチのミラン移籍が正式に発表となりました。
シーズン | 所属 |
1999-2001 | マルメ |
2001-2004 | アヤックス |
2004-2006 | ユベントス |
2006-2009 | インテル |
2009-2010 | バルセロナ |
2010-2012 | ミラン |
2012-2016 | PSG |
2016-2018 | マンチェスター・UTD |
2018-2019 | LAギャラクシー |
今年38歳を迎えたイブラヒモビッチですが、2010-2012からの2シーズンをミランでプレーしており、その時は85試合に出場して56ゴール(24アシスト)を記録。今回の再獲得に際して、ミラニスタから歓迎の声が聞こえるのも納得の数字を残しております。
そして、オールドユベンティーニなら記憶に残っているでしょうが、イブラヒモビッチは2004-2006シーズンまでユベントスに在籍。ファビオ・カペッロ政権の時代でしたが、ツートップの一角としてセリエA連覇に貢献しました。
しかし2005-2006シーズン終了後、「カルチョ・スキャンダル」によりユベントスのセリエB降格が発表されると、監督のカペッロと共に『ユベントス退団』を即座に公言。その翌シーズンから同じセリエAのインテルに移籍する事になる訳ですが、その当時の気持ちを今でも凄く覚えています。
イブラヒモビッチは裏切者だ
デル・ピエーロ、ネドヴェド、ブッフォンと言ったトップ・プレーヤー達がこぞって残留を明言する中、いの一番に移籍を口にした訳ですから、当時のボクは当然のようにそう思いました。そして、イブラヒモビッチがセリエAを離れた後も同じように思っていましたし、その思いはボクが約8シーズンをユベントスから離れ、そして2シーズン前にユベントスに戻ってからも変わっていませんでした。
そして昨日のミラン復帰報道を耳にして…
胸が躍っているんですよね。
「イブラヒモビッチのいるミランを倒したい」とワクワクしているんですよね。
憎しみとか恨みとかではなく、純粋に楽しみなんですよね。
ずっとずっと「嫌い」のはずだったイブラヒモビッチに対して、何か期待すらしているんです。凄く不思議なんですけど、恨みもつらみも一切ないんです。あれだけ「イブラヒモビッチとカペッロだけは許せない」と口にしていたのに、そんな気持ちはどこ吹く風です。
時間なのか(自分の)年齢なのか何なのか分かりませんが、とにかく今はそんな気持ちです。
そして色々と考えたんですが、「実は当時からこんな気持ち(↓)だったんじゃないか」って気付きました。
イブラヒモビッチは「憎悪」の対象ではなく、ボクの中で「悪役」だったんじゃないかと。彼を「悪役」に仕立てる事で、ボクはそれをモチベーションにしていたんじゃないかと。10年以上の時を経て、それに気付きました。きっと、そうだったに違いないです。
なんだかそれに気付いた時に、胸にずっとずっとつかえていたモノが、スッと落ちる感じがしました。
もしかしたら、ボクがこれまで「イブラヒモビッチは嫌いだ」と口にする事で、嫌な思いをした方がいるかもしれません。そちらに関して、誠意を持ってお詫びしたいと思います。本当に申し訳ありませんでした。ただ、これからはイブラヒモビッチを「強力な敵」として認め、そして「悪役」として仕立て、それに対して全力で倒しに掛かりたいと思います。
本来であればこの場で書く内容ではないかもしれませんが、あえて書かせて頂きました(まぁ、個人のブログなのでお許し下さい)。
2020年4月11日のミラン戦で、”元ユベントス”のイブラヒモビッチと対峙できる事を今から楽しみにしています。