【ロナウド?イグアイン?ディバラ?誰が出場したって大丈夫!】2019-20シーズン第12節 vs ACミラン戦 マッチレビュー



2019-20シーズン第12節 vs ACミラン戦 マッチレビュー

ユベントス 1-0 ミラン

 

[meikan]


 

前日に行われた試合でインテルが勝利を収めていた為に、このミラン戦で引き分け以下だと2位に転落するユベントスでしたが、ミランの固い守備の前に苦戦を強いられる事になりました。

 

スタメンは月ユベがプレビューで予想した11名が名を連ね(さすが日本語公式風味ですね)、トップ下にはコスタるんではなくゴローが、右サイドバックにはオジーロではなくクアマンが入り、どのメディアでも名前が出ていなかったユッティに関しては、大方の予想をまったく覆すことなく順当にスターティングベンチとなりました。

 

さて、アリアンツスタジアムが出来てからの8シーズンで、ミランをホームに迎えた試合は「8戦8勝(得点数17)」と相性の良さを見せているユベントスでしたが、この試合はミランの堅守をなかなかこじ開けられず。前線3人の中ではポルちゃんが鈍足をフル回転させて、ミランディフェンスラインの裏に抜けて何度かチャンスメイクをしましたが、ドンナルンマの壁を超えるには至らず。

改めてにはなりますが、『ロナ王、ポルちゃん、ゴロー』の3人が顔を揃えた場合、『流動性』が大きく欠けるように感じています。まずはゴロー自体の調子が決して上向きではなく運動量が少ない事と、そして現在のプレースタイルでは狭いトップ下のポジションで持ち味を出せない事(恐らくワイドに広がってゴロゴロドリブルを仕掛けた方が効果的です)。ロナ王はサイドに流れる傾向があるものの、昔のようにドリブルで仕掛けても勝つ事は出来ず、どちらかと言うと‘’ポイント‘’となるべきプレーが求められますが、どうしても‘’自分‘’で行きたがる(その為にワンテンポ遅れる)。しかし全盛期ほどの怖さはないので、それであれば最初からワイドにポジショニングを取って、そこから中に入ってフィニッシャーとしての役割を全うすべき。ポルちゃんに関しては「Poru-chan is Poru-chan(=ポルちゃんは太っています)」なんで多くを求める事はしませんが、逆に今シーズンはそれを自身が理解して、自分の出来るプレーに徹していますね。ポルちゃんのクセに生意気ですが。

山ちゃんは会見の中で「現在のチーム状態を鑑みると、トップ下のポジションは必要になって来る」と言っているので、ゴローなのかラム兄なのかコスタるんなのかユッティなのか分かりませんが、まずは誰が出場してもチーム全体が目指すサッカーにブレが無いようにトレーニングを重ねて欲しいと思います(怪我や累積等の最悪の事態を考えて、チーム1のユーティリティプレーヤーの名前を忍ばせておきました)。

ロコモティフ戦でもそうでしたが、相手がゴール前を強固に固めて来る試合も出て来ると思いますので、それをこじ開ける為にはコスタるんのような個の力に頼るだけではなく、チームとして狭いエリアでもボールを繋げるようにして行ければ、自ずと目指すべきタイトルに近づくと考えています。

 

そんなチーム状態において、コブタンを含めたディフェンスラインが安定しているのは頼もしいですね。フトシがぼちぼちと落ち着きを見せてきていますし、ポヌッチが時折見せるロングフィードも不本意ではありますが効果的。そしてドンキーは完全に「世界有数の左サイドバック」と言えるレベルに達しています。そんな中でも特筆すべきはクアマンでしょうか。

昨シーズン途中にヒロシが打った「変態采配キャンペーン」の一環としてサイドバックで起用された時は、『目先を変える程度』だと考えていたのですが、今シーズンのサイドバック陣がドンキーを除いて変な人ばかりである為に、引き続きサイドバックで起用されるとあら大変!髪型同様に存在感を示してきて、いまでは「ユベントスで最も頼れる右サイドバック」とも言える選手に成長。攻撃では独特のテンポから仕掛けるドリブルとクロスでアクセントを与え、そして守備のフェーズにおいても、当初見せていた「スライディングずさーーー」も封印。まだまだ足りないものはあるにしろ、ひと昔前にザンブロッタがサイドハーフからサイドバックにコンバートして大成功を収めた頃の事を思い出しました。って優香、ユッティとオジーロは本格的に頑張れ。

 

まぁ、そんなこんなで最終的には途中出場したキュンが、世界77億人のディバリスタ(編集長含む)を濡れに濡らすゴールで勝利を収めた訳ですが、こうなって来ると途中交代したロナ王の周辺が騒がしくなる訳で、ディバリスタは「ディバラをスタメンで使え!」となり、ロナウティーノは「ロナウドを信じろ!」となり、ポルラーは「ブヒー!ブヒー!(イグアインはポッチャリだけどそこそこやるよ)」となり、これは世論的にも山ちゃん的にも難しい采配となる訳ですが、最終的にはロナ王を中心とした『ロナ王+ポルちゃん』か『ロナ王+キュン』、はたまた『ロナ王+ユッティ』の使いまわしになると思います(怪我や累積等の最悪の事態を考えて、チーム1のユーティリティプレーヤーの名前を忍ばせておきました)。

何にしても編集長的には「シーズン長いんだし、調子の良い選手を使えばいいんじゃないの」って思いますし、「たかだが2試合連続で途中交代したからって、外野も内野も騒ぐんじゃないよ」って考えます。ぶっちゃけロナ王は決める所で決めるし、キュンは途中交代でも結果を出す、そしてポルちゃんは薄毛で鈍足だけど自分を犠牲にしてでも頑張る。だから誰が出てもダイジョウV!って事ですよ、奥さん!

ちなみに後半10分で交代したロナ王ですが「怪我により自ら交代を申し出た」と言っているメディアもありますね。更にちなみにですが、チンピラーロは怪我でもないのに後半7分に交代させられた事があります。世知辛い世の中ですね。

 

 

って感じで勝って首位キープ!

 

やっぱりミラン戦は特別だから、勝って超絶気分がいいぜワッショイ!

 

来週はインターナショナルなんとかだから2週間空くけど、みんな怪我なく帰ってこーいよー(帰ってこいよ by 松村和子風に)。

 

 

そしてアタランタにもアトレティコにも勝つのじゃーーー!

 

 

Forza Juve!