ダニーロ、デ・シリオの復帰は先送りに!
ダニーロ、デ・シリオの復帰は先送りに!
『ダミーロ、デ・シリオの両選手は、ボローニャ戦には召集されないだろう』
イタリアのTutto Sportがそう伝えております。
ダニーロとデ・シリオともに順調な回復ぶりを見せており、今週は個別トレーニングに、そして来週中にはグループトレーニングにも復帰予定。しかし、サッリが「リスクは負いたくない」としてボロニャー戦の召集を見送る事になりそうです。
両サイドバックのスタメン選手
2019-20 | 右SB | 左SB |
パルマ戦 | デ・シリオ | サンドロ |
ナポリ戦 | デ・シリオ | サンドロ |
フィオレンティーナ戦 | ダニーロ | サンドロ |
アトレティコ戦(CL) | ダニーロ | サンドロ |
エラス・ヴェローナ戦 | ダニーロ | サンドロ |
ブレシア戦 | ダニーロ | サンドロ |
SPAL戦 | クアドラード | マテュイディ |
レバークーゼン戦(CL) | クアドラード | サンドロ |
インテル戦 | クアドラード | サンドロ |
注目すべきは今シーズンの右サイドバックに関して、デ・シリオとダニーロの両選手が戦列を離れた後、コンバートされたクアドラードが思いのほか安定したパフォーマンスを見せている事。守備のフェーズにおいてまだまだ不安定な部分はありますが、もしこのままクアドラードが安定感を見せれば、「右サイドバックのオプション」として起用する目途も立つのではないかと期待できます。
もちろん、本職ほどの働きは期待できませんが、それでもターンオーバーの一角として計算する事は可能となり、例えば大一番を迎える前の試合や、試合展開に応じて途中からクアドラードを右サイドバックに投入し、デ・シリオ(またはダニーロ)を左サイドバックに回すことにより、‘’今シーズンの代えの利かない選手のひとり‘’と言われるサンドロを休ませる事も可能になるはずです。
今回、ダニーロ、デ・シリオ両選手ともに復帰を急がせなかったのも、サッリが「クアドラードである程度計算できる」と踏んだからに違いありません。『災い転じて福となす』ではありませんが、今回の両サイドバックの戦線離脱により、ユベントスに思わぬオプションが加わるかもしれず、それは現在のチーム状況を鑑みた時に「効果的な補強」となるかもしれません。
「ユベントスの唯一の泣き所」と言われるサイドバックにおいて、クアドラードのコンバートがどのような影響を及ぼすのか。怪我人の復帰のタイミング、そしてサッリの采配に注目したいと思います。
まとめ
前にもお伝えした通り、クアドラマンのサイドバック起用は基本的には編集長は反対。とは言っても「完全コンバート」が反対なだけであって、「オプション」としてはありだと思ってる。特に劣勢な展開になり、ユッティとオジーロでは両サイドを攻めきれなくなった時に、クアドラマン投入でアクセントを付けるのは面白いと言うか、それこそ効果的なオプションになるかと。とにかく今シーズンは「自由気ままな‘’ゆとり王子‘’」と「加齢による筋肉疲労が心配されるオジーロ」が名を連ねているだけに、手持ちの駒は大いに越した事はない。あとはあの吞兵衛がどれだけ使いまわせるかだけど、今回で味をしめて「クアドラマン中心」で行っちゃいそうな気もするんだよねー。
[meikan]