【選手紹介~2019-20~】ミラレム・ピャニッチ
【選手紹介~2019-20~】ミラレム・ピャニッチ
- 名前:Miralem Pjanić(ミラレム・ピャニッチ)
- 愛称:アゴイチ
- 生年月日:1990年4月2日
- ポジション:ミッドフィルダー
- 背番号:5
攻撃の全てを司る「ユベントスの心臓」。
類稀なテクニックで相手を翻弄し、そして攻撃のタクトを揮う姿は‘’司令塔‘’そのもの。タレント揃いのユベントスにおいて、「唯一代えの利かない選手」と言えるだろう。
試合数 | 出場時間 | アシスト | ゴール | |
2018-19 | 44試合 | 3275分 | 8 | 4 |
2017-18 | 44試合 | 3569分 | 14 | 7 |
2016-17 | 47試合 | 3428分 | 14 | 8 |
ローマから移籍した2016-17シーズン以降、当時監督を務めていたアッレグリから大きな信頼を寄せられ、3シーズン全てにおいて40試合以上の出場を果たしております。
ピャニッチは巧みなコントロール能力と共に「キックの名手」としても知られており、これまでもプレスキックから数々のゴールを挙げています。上記のスタッツにおいて昨シーズンのゴール数が減少している事に関しては、プレスキックのそのほとんど全ての権限がロナウドに移った事が要因である事は間違いないでしょう。
直接FK | PK | |
2018-19 | 1点 | 2点 |
2017-18 | 3点 | 1点 |
2016-17 | 3点 | 1点 |
※2018-19シーズンにペナルティキックで挙げた2得点は、ロナウドが退場した後に蹴ったものである。
前述の通り、代えの利かない選手であるピャニッチでありますが、その「存在感」を示したのは皮肉にも自身が累積警告で欠場した、2017-18 CLベスト16のレアル・マドリー戦ホームゲーム。ピャニッチを欠いたユベントスは、‘’苦肉の策‘’として、ドウグラス・コスタ、ベンタンクール、ケディラ、アレックス・サンドロの4枚を中盤に並べるも、試合の主導権を握る事が出来ず。ポゼッション率はホームゲームでありながら「ユベントス 44%:56% レアル・マドリー」となり、ロナウドのオーバーヘッドなどを含む3失点を喫し敗戦。一気に崖っぷちに追いやられました。
しかし、ピャニッチが復帰した2ndレグは、ポゼッション率こそ「ユーべ32%対レアル68%」と圧倒的にホームチームに譲ったものの、ピャニッチの巧みなゲームコントロールもあり、王者をあと一歩のところまで追いつめた事は、いまもユベントスの語り草になっております。
今シーズンはサッリと言うポゼッションサッカーを信条とする監督が就任したチームにおいて、ピャニッチがどのような進化を遂げるのか。恐らく我々ファンの想像を超える変化を遂げるであろうピャニッチの活躍に、大きな期待を寄せたいと思います!
編集部より
ユベントスと言うスター選手が揃うチームにおいて、世間的に「一番評価されていない」と思うのがピャニッチです。もちろんその存在は知られてはいるものの、‘’超一流選手‘’として認知しているサッカーファンはそれほど多くなく、その原因のひとつには‘’派手さがない‘’事が挙げられます。しかし「止める蹴る」と言った基礎技術が高いからこそ、そのひとつひとつに派手さは必要なく、ある意味それがピャニッチの凄さを示しているのかもしれません。
「ユベントスの心臓」とも例えられるピャニッチ。彼の高い技術に注目してみて下さい。その凄さに気付くはずです。
こちらの記事の「選手紹介」欄に他の選手も含めてリンクを貼っております。