【選手紹介~2019-20~】フェデリコ・ベルナルデスキ
【選手紹介~2019-20~】フェデリコ・ベルナルデスキ
- 名前:Federico Bernardeschi(フェデリコ・ベルナルデスキ)
- 愛称:五郎スキー
- 生年月日:1994年2月16日
- ポジション:フォワード
- 背番号:33
移籍3シーズン目を迎えた‘’ユベントスの未来‘’。
その左足から放たれる正確なパス、そしてシュートは、ユベントスの攻撃にとって大きな武器になり、そして対戦相手には脅威を与える事になる。
しかし、フィオレンティーナから移籍後にトリノで過ごした2シーズンは、悪くはなかったものの決して「順風満帆」だったとは言えず、ファンにとっては何とも煮え切らない時間になったはずです。
シーズン | 試合(スタメン) | ゴール | アシスト | 出場時間 |
2017-18 | 31試合(9) | 5G | 6A | 1104分 |
2018-19 | 39試合(20) | 3G | 6A | 2206分 |
上記のスタッツだけを見れば、移籍2シーズン目となった2018-19シーズンはスタメン出場も増えているものの、ファンの記憶に残っているのはそのムラの多さ。大きな活躍を見せた次の試合で多くのミスを見せた事も少なくなく、怪我に見舞われた時間があったとは言え、アッレグリの下で「信頼を勝ち取った」とは言い切れません。
実力は申し分なく、「ユベントスの次期10番」とも言われるが課題は「安定感」。
しかし、ベルナルデスキの実力に関しては疑いの余地はなく、ハマった時の破壊力は目を見張るものがある事もファンは認識しています。そして、ベルナルデスキがその実力をいかんなく発揮した試合と言えば、2018-19 CLベスト8での戦い「ユベントス対アトレティコ」で見せた‘’スーペル・ベルナルデスキ‘’でしょう。
この試合では1点目のアシストを決めただけではなく、試合終盤の後半40分には力強いドリブルでハーフウェイライン付近からペナルティエリア内まで持ち込むと、コレアのファールを誘発してPKを獲得。そのPKをロナウドが決めて試合を決した訳ですが、海外の実況ではベルナルデスキのドリブルを指して「Super Bernardeschi!Super Bernardeschi!」と絶叫していた声が耳から離れません。ロナウドがハットトリックを決めた為にその活躍が薄まったものの、ベルナルデスキは『アトレティコ戦のMVP』と言っても過言ではなかったと思います。
アトレティコ戦の活躍で「一級品」である事を証明しました。
監督が変わった今シーズン、これまでにベルナルデスキに与えられたチャンスはわずか2試合(計89分)であり、先発出場は実にゼロ。しかし、監督のサッリもその実力は認めており、「あとは安定感」だと口にしています。逆にベルナルデスキがコンスタントに出場する事になれば、それはすなわち「ユベントスの前線に厚みが増した」事に繋がるでしょう。
昨シーズンは羽ばたき切れなかったベルナルデスキですが、今シーズンこそは自身の背番号同様に‘’大きく‘’飛躍する事を期待しています!
編集部より
ベルナルデスキも25歳を迎え、「ダイヤの原石」から「ユベントスを代表する選手」に変化を遂げる年齢に差し掛かりました。今シーズンはまだチャンスを多く与えられていませんが、シーズン中盤から終盤にかけてチームが苦しい局面と対峙する時期に、このイタリア代表の背番号10がその底力を見せつけ、ユベントスにとって勝利の道しるべになってくれると信じています。
その時、ベルナルデスキの左足から放たれる放物線に注目して下さい。
こちらの「所属メンバー欄」に、選手紹介のリンクを貼って行きます。ただ、シーズン終わるまでに全員分書けるかなー(苦笑)