K-リーグ選抜戦欠場による「ロナウド騒動」に関するまとめ




K-リーグ選抜戦欠場による「ロナウド騒動」に関するまとめ

K-リーグ選抜との試合に出場しなかったロナウドに、いや出場させなかったユベントスに対して、韓国ではいまだに不満を持つファンが多く、問題として取り上げられているようです。編集長も気になって色々と記事に目を通してみたのですが、各サイトによって取り上げている事柄がまちまち(基本線は同じですが)。ついては各記事からヘッドラインになるものをピックアップしましたので、かい摘まんでご紹介させて頂きたいと思います。

 

 

  • ロナウドがベンチに座り続けた事で、韓国のファン2000人が訴訟を起こそうとしている。
  • 観客からの「スパイクの紐を結べ」と言う声にも応えなかったロナウドに対して、怒ったファンが「メッシコール」を叫んでいた。
  • 試合が組まれた際には「ロナウドは最低45分はプレーする」と言う契約内容になっていた。
  • ユベントスは南京からの飛行機が遅れ、キックオフが1時間押してしまった。
  • 到着が遅れた事により、ユベントスは主催者側に「40分ハーフにしてもらえないか」と打診していた。
  • ロナウドは試合前に組まれていたファンミーティングとサイン会にも姿を見せなかった。
  • ロナウド欠場の理由について、監督であるサッリは「筋肉の疲労によるものである」と説明している。
  • 現地では「弁護士が主催者であるザ・フェスタとユベントス、並びにロナウドを詐欺罪で告訴する」言われている。
  • 試合後のミックスゾーンでもロナウドは一言も発せずにバスに乗り込んだ。
  • ユベントスはこの試合で生まれた収益の4分の1を払い戻す可能性がある。

 

たぶん、ポイントは太字部分にあると思っていて、まずは「実際にロナウドの45分間の出場が契約書に記されていたのかどうか」。もしこれが事実であれば、その契約を履行できなくなった時点でユベントスは主催者側に説明して、更に別の形でファンサービス(例えばグランドレベルに出てきて挨拶をするなど)を行うか、もしくは一言でも公式からのアナウンスがあっても良かったのではないかと思います。もちろん、契約内容を表に出せないはずなので難しい部分はあるとは思いますが。

次に「ファンミーティングとサイン会に欠席し、そして試合後にひと言も発しなかった事」。これがファンに対して印象を悪くしてしまったのは間違いありません。いわゆる欧州のサッカーに対して‘’憧れ‘’を持っている国のファンからすると、残念な気持ちの上に「軽視されている」と言う感情が上塗りされてしまった可能性はあります。

 

どこまでが本当でどこまでが憶測なのかは分かりませんが、私個人としては単に「(強行日程を踏まえて)ユベントス側には非が無い」や「ロナウドが出場して怪我しなくて良かった」と言う意見で終わらせるのは、大筋と外れているとも思います。最初から欠場が決まっていたならいざ知らず、少なくとも契約内容にまで盛り込まれていたのであれば、それ相応の対応を取る必要もあったのではないかと、上記の情報だけを見ると感じる部分があるのも本音です。

 

 

ただ、その中でも気になっていたのはロナウドらしくない立ち振る舞い。試合中もそうですが試合後の様子を見ていても、ユベントス加入後に見せてくれていた『ロナウドのプロフェッショナリズム』はほぼ感じる事ができず、逆に「その裏には何か特別な事情があり、そこから特別な(負の)感情が芽生えてしまったのではないか」とも勘繰ってしまいます。それくらいロナウドらしくなかったと感じましたし、それと同時にユベントス加入後の一年間でそれだけロナウドと言う選手がファンを大切にして来たか、を再認識する時間でもありました。

 

 

このような文章を書いておきながらではありますが、1ファンとしてはこれ以上ユベントスの価値、更にはロナウドの評価を下げて欲しくないと言う思いがあり、一日も早く収束する事を願います。そしてそれは「ファンが今回の件に関して発するコメント」についても、同様の思いを私は持っています。何にしてもこれらの記事も「噂」と「憶測」を超える事はできずに事実は分からないまま。そうであれば、少なくとも我々ファンはこの話題に対してネガティブな発言は控え、チーム同様に8月25日の開幕に目を向け直すべきではないかと考えています。

 

 

イタリア人だろうが日本人だろうが韓国人だろうが我々は同じユベンティーニであり、そして真のユベンティーニが叫ぶべき言葉は「メッシ」でもなく「ブーイング」でもなく、‘’この言葉‘’であるべきだと思います。

 

 

Forza Juve!

 

 

白と黒の誇りを胸に、そしてFino Alla Fineの精神の下に世界中のユベンティーニが一致団結して、チームを後押ししましょう!