【編集長ブログ】偉大なる背番号10の物語




偉大なる背番号10の物語

 

Twitterで流れてきたデル・ピエーロのゴール集を目にした瞬間、ボクはそのひとつひとつのゴールに胸を躍らせ、そしてこう思った。

 

— これがボクを魅了したファンタジスタのプレーだ

 

全てのゴールを覚えていた。いや正確に言えば「覚えている」のではなく「思い出させてくれた」なのかもしれない。あの時ユベントスで輝いていたデル・ピエーロを。あの時テレビにかじりつきながらユベントスを応援していた若き日の自分を。

 

 

 

 

 

— デル・ピエーロはとにかく凄かった

 

 

チームのエースとして

キャプテンとして

背番号10を背負うものとして

 

そしてユベントスの象徴として。

 

 

ゴールを決め

チームを鼓舞し

ユベントスを勝利に導き

 

そしてファンを熱狂の渦に包み込んだ。

 

 

 

 

 

しかし彼のサッカー人生が順風満帆だったかと言えば決してそうではなく

 

 

怪我に泣いた時期もあれば

ゴールに嫌われた時期もあり

ファンから疑問符を付けられた時期もあった

 

 

それでもデル・ピエーロは戦い続けた。

 

— 背番号10の意地を胸に

— ユベントスの誇りと共に

 

 

 

 

 

今こそ伝えたいことがある。

 

 

パウロ・ディバラよ

 

— あなたは背番号10の意地を胸に秘めているか

— あなたはユベントスの誇りと共に戦っているか

— あなたは白と黒の歴史に名を刻む覚悟を備えているか

 

 

あなたに辿り着くまでの背番号10の系譜を振り返ってみろ。

 

いま追うべき背中はクリスティアーノ・ロナウドの7番ではない。

デル・ピエーロが背負った偉大なる10番の背中だ。